梨木香歩『ぐるりのこと』
雑誌「考える人」(新潮社)に連載されていたエッセイ。
む、難しい……
感覚的なことを論理的(風)に書かれているっていうのは、
なかなかどうして、難解なのね。
ちがうな、これは哲学なんだ。
ふとした出来事をきっかけに、梨木さんの思いはめぐる。
一羽のカラスをきっかけに、人類の滅びまで思ってしまうくらいに。
この人は、なんて真面目で、なんでもかんでも堅苦しくして、
そして、宗教的な発想から逃れられない人なんだろう。
もともと、梨木さんが宗教(主にキリスト教?)のことを深く考えていて、
しかもイギリスで児童文学を学んだ人で、
ということを知っているので、納得できる面もあるけれど。
なぜ、そんなにも客観的であろうとするのだろう。
必死に、必死に。
そしてなぜそんなにも後ろ向きなのだろう。
また改めて、この本とはじっくり取り組んでみたい。
(05.01.14 日記より)