さくらももこ『ももこの世界あっちこっちめぐり』
毎月一ヶ所海外旅行、という雑誌の企画によるエッセイ。
さくらももこの本は初めて読んだが、
ああ、まさしくこの人は「まる子」なんだなーという感じ。
「素晴らしい」「すごい」と連発する感激屋さんなわりに、
「眠くなったのでさっさと寝ることにした」「料理はあまりおいしくなかったが、ここは味よりショーがうりなので、そういうものなのだろう」など(うろ覚え)、冷めている。
それはもう、きっぱりはっきり、冷めていて、斜に構えている。
たぶん、本人はそういう意識がなく、正直に感想を述べ、報告をしているだけなのだろうが。
しかし。
ぐだぐだともっともらしく解説されたり(まさにこの読書メモみたいに)、
はたまた必要以上に感動されたり、
あからさまに誰かに恩義があるだろうというほどに「オススメ!」されたり、
というのがなく、あっさりさっぱりとした、
思いつきのままの感想にはとても好感を覚える。
もちろん、さくらももこ氏の文才に負うところも、大きい。
(05.01.25 日記より)