明治維新を叩きあげた剣
薬丸自顕流

薬丸自顕流の意地と技
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【薩摩拵】
「さつまこしらえ」と読む。薬丸自顕流、東郷示現流の刀法に合致し、また闇雲に抜くものではないとの教えを体現した刀装である。

当流顧問でもある、調所一郎氏の「薩摩拵」(里文出版/2800円に詳しい。
写真は薬丸自顕流の薩摩拵である(同書より)。
柄に鮫皮を使用せず牛皮に黒漆を着せていること、またその長さや内反り状態、目貫・返角がないこと、鍔にあけられた小さな穴などの意味が当流の意地を顕している。

薬丸自顕流の意地と技

●薬丸自顕流の意地

盛んに燃え続ける茶釜は、真っ赤にそして紫に色を変え強い熱を持ち茶釜に触れるもの全てを焼き尽くす。この時の茶釜の姿こそ当流の意地であると薬丸兼陳は言っている。一度太刀をぬいたら火の玉となり触れるものすべてを焼滅させる激しさ。人触るれば人を斬り、馬触るれば馬を斬る。我はひとり、敵は三千。ことごとく斬り倒すの気迫を持ち、一の太刀を疑わず、電光石火、神速果断、猛烈果敢に天地を両断する。ただ攻撃の一途あるのみである。
ただ一撃で「敵を倒さずばやまず」という攻撃的な「気概」と頑健・鉄のごとき「体力」を養うために、朝に三千、夕べに八千は打ち、人が一度すれば我は千度するの決意で修行し、剛健、決断、敬愛、礼儀、誠実という態度の備わった人格を錬成し、さらに生死を断じ自他を没し、勝負を超越し無念無想・無我無心となり、やがて穏やかな「空(くう)」の境地を目指すものである。

●薬丸自顕流の心得
一、当流修行の目的は、天地を両断するの「気概」を養成するにあり。
一、「長幼の序」あり、道を求めざれば門弟たるを得ず。
一、自ら流の「一撃必殺」の真髄を探求すると共に後継者たれ。
一、先人の「遺風」を後人に伝うるは吾人の務めなり。
一、自ら「充実」して他人をおかさず。

掛かり/続け打ち
●薬丸自顕流の技


一、続け打ち
一、抜き
一、掛かり
一、打廻り
一、長棒
一、槍止め


長棒
気魄

天地両断

一撃必殺

猛烈果敢

無我無心

空の境地




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