| 七 夕 七夕にちなんだどどいつ「天地人」発表です 2001.7.7.
七夕にちなんでどどいつを寄せて下さった方々、ありがとうございました。おっしょさんがあまりにお忙しそうで私が自分から選者になりますなんて言ってはみたものの内心では「私が選者では集まらないだろうなあ」なんて思ったりしていました。心からお礼を申し上げます。で今日は私の選んだ天地人を発表させて頂きます。賞品ですか、投げキッスです。とことこ 1、子らの未来も 数多の星と 共に輝け 天の川
2,お前織姫 わしゃ彦星よ なぜか一緒に ずっとおる 3,年に一度の 逢瀬だそうな 彦星羨む 亭主かな はゆこ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はゆこさんいつも早いですね。1番の歌は世界中の人達の祈りですね。私も心からそう願っています。2番、いいですね。3番でも仲の良さを読みとれますが読んだ後の余情が全然違います。もっと広い意味での人間愛を感じられるので2番をいちおしです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− たなばた折り込み 1,立って座って 眺めて待って バシッときめても 高望み たなばた折り込み 2,ただ一度でも ながめてみたい 万里の向こう 発ったひと 3,万葉の 詠み人たちは 夜空をながめ 何望んだの 天の川 よいこ 私は1番の折り込みがとてもいいと思います。こういうのにはめったにお目にかかれません。この独創性に感心してしまいました。2番も3番もいいと思いますが少しわかりにくいです。わかるんですがわからないと言うか。でもこんなにいろいろなどどいつを作れるのはとても素敵です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,朝早く 父が切り出す 青笹竹に 母が手伝う 飾り付け 2,星になれよと 祈れる母が 記す(しるす)短冊 娘(こ)の名前 たなばた折り込み 3,たえてしのんで なみだもみせず ばせいにきれて たんかきる SoWhat Soさんのどどいつには私はいつも愛情を感じます。世の中の全てのものに広い愛情を持っていらっしゃる気がします。読んでいて反感を感じることはありません。「あたたかいだろう」と押し売りをしないあたたかさを感じます。押しつけをしない1と2のどどいつですが私の好きなのは2番です。ちょっと涙が出たりします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,短冊の 裏に小さく 相合がさを 書いた密かな プロポース 2,想い叶わず 相合傘の 短冊そっと 外す朝 かいげんじ おっしょさん。 最初の頃には私はどどいつなんて何にもわからなくて短歌や長歌で覚えているフレーズを並べて7.7.7.5にしていました。そして「なぜもっと添削して下さらないんだろう」と不思議に思っていました。今はそのことが理解できます。自分の言葉で自分の歌を自分を理解して歌わなければ意味が無いと言うことです。それに気づくまで黙って見ていて下さったことに深く感謝しています。 重なりますが、いつも押しつけでなくそっと教科書を置いて下さったこと、理解するまで見守って下さったことに、お礼を申し上げます。ありがとうございます。 おっしょさんの作品は以前にも書いたようにギュッと握ったおにぎりのような感じを受けます。どちらも好きですが今回は2番に私からの「感謝賞」を差し上げることにさせて下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,天空の 切ない恋に 想いをはせて ふと横見れば 夫(つま)の顔 2,おりひめに 一年ぶりに 会ったはいいが おとひめと呼び 怒られた 3,手間かけて 気持ちを込めて 短冊書いて 心底願う たなぼたを SIGONARAZU もともとお餅の、お持ちのユーモアがジョーク長屋で鍛えられ冴え渡っています。全部素晴らしいと思いますが一番を読んだ後のこの「余韻」には限りなく広がっていく美しい波紋を感じます。一番を選ばせて下さい。解説のいらないどどいつ、見本作品です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 時流れ行き 住処変われど 七夕の星達 空に在り かざぐるま 宇宙と人間を歌った壮大などどいつですね。「七夕の星達」は字数が多すぎますが「そんなことなんじゃい」と言われそうです。スケールの大きさに麦わら帽子を脱いでおります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,娘の唄う 七夕の歌 調子はずれも 目を細め 2,笹の葉揺らす たまの逢瀬に うそうそ時や 仄明かり 壱号 調子外れに目を細めているのが目に浮かびます。ほのぼのしていてあたたかくて親馬鹿でいいですねえ。2の「うそうそ時」を使ったどどいつを初めて見ました。いいですね「仄明かり」に繋がっていくのがとても素敵だと思います。でもいちおし一番とさせて頂きますね。。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,ねこがじゃれつく たんざくよりも あたしゃさいふの さつがよい 2,星はでたかと 見あげる顔に 星はでぬぞと 笹のつゆ 3,笹のあいだで ゆられるきみは 赤くにじんだ かざりもの やぶ やぶ先生のポーカーフェースには困ってしまいます。 ですが、2番のどどいつは「私にもわかります」。このどどいつの余情に惚れてしまいます。 意図したのかエイヤッと作句したらこうなったのかどうなんでしょうね。とってもいいですねえ。 というわけでだんぜん2番です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,夕闇空の むらさき匂 天の河にも 波の綾 2,年に一度の 約束逢瀬 寄る年波が ちと辛い たま たまさん、私はもう2番を選ばないでどうしますか。「心は10代の時と同じにときめくのに鏡を覗くと」・・ねえ。もとい「鏡を覗くとちと辛いですが心は10代の頃と同じようにときめきます」。言い方を変えてみました。。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 遠く離れた あの人思い 星に願いを かける夜 Hiro うんうん・・わかります、わかります。甘いばかりじゃなくてちょっとほろ苦さも感じます。読んだ人がこの短い言葉からいろんなたくさんの思いを感じたり思い起こしたりするでしょうね。現在過去未来・・何処にいるのかこの恋は・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,赤い短冊 小さく一字 好きなお方の 頭文字 2,笹に短冊 赤白黄色 猫が願かけ じゃれている たなばた折り込み 3,旅の夜風と 流れる星と 場末の酒と ため息と ねっと ねっとさんはどんなどどいつでもさらさらとこなされますね。身につけられた教養の深さを感じて尊敬の念を抱いております。3作品とも素晴らしいと思います。ここでは強いて一番を選ばせて下さい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,向こう岸には あなたがいるわ 越えてみようか 天の川 2,毎夜夢では 会ってはいるが 越すに越せない 天の川 3,年に一度の 逢瀬を仰いで すき見てあの子の 手をにぎる みんと みんとさん、ここで私の好きなのは「越えてみようか」です。2番の「越すに越せない」としてしまうととりつく島が無くなってしまいます。3番はミントさんの歌では無いように感じてしまいます。でも面白くていいですけどね。1番の作品にはためらいや希望や意志やいろいろなものが凝縮されて詰まっているように思います。みんとさんが自分の言葉で自分の歌を歌っているからでしょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 年に一度の 逢瀬の夜も 雨雲のみの 梅雨の夜 March_Hare Marchさんの歌だ〜・・・・。Marchさんの世界だ〜・・・・。Marchさん独自の宇宙に私なんぞがなにおかいわんやです。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 1,夏の夜風に 笹の葉ゆれて 子らの願いも ゆれている
天 以上とさせて頂きました。どどいつをお寄せ下さった方々また
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